忍びの国（映画）無料フル動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

見所は間違いなく主人公無門役の大野くんの演技でしょう！序盤から終盤へと徐々に心情が変化する無門をとても器用に演じています。
作品冒頭、忍同士の抗争の中で無門はお金を貰って平然と相手方のお頭の次男坊を殺します。人一人死んだところで周囲の忍達は敵も味方も｢あーあ｣くらいの反応。それくらい彼らにとって死は軽いものなのです。序盤の無門は誰の命にも何の価値も見出だしていない男なのですが、大野くんの飄々とした演技が絶妙で、この冷血漢をどこか憎めない男にみせてくれます。冒頭で無門と対照的に描かれているのが、殺された男の兄、下山平兵衛。彼はこの抗争で非情な忍達に怒り、忍びの国に絶望するのですが…その人情味ある熱血漢という役どころを演じるのが鈴木亮平さん！もう一人の主人公ともいえる平兵衛にぴったりのキャスティングです！

無門には一目惚れしてさらってきた妻お国がいます。子供さえ一介の忍として軽んじる価値観にお国は戸惑い無門を諭すシーンがあります。この辺りから無門の心が変化し始めます。そして無門にとって忍びの国との決別が決定的となったのが、お国の死。無門の仲間が金目の物のためにあっさりとお国を殺してしまうのです。前半のコミカルさの中では面白いキャラクターだった人たちが、急に不気味な群衆と化すところは見ていてぞっとさせられます。その中で、無門が初めて人の命、死に心を動かされる。この心の切り替わり方を演じる大野くん、見事としか言いようがありません。

悲しみを知って、何が大切かを知った無門が、クライマックスで平兵衛と戦います。ここが冒頭の決闘と同じ方法で、平兵衛にとっては仇討ちになるわけです。このアクションがすごいんです！どちらも本気で斬りかかり、避けていなして、本当に戦っているという気迫が画面から伝わってきます。二人とも何と言う演技力。クライマックスだけでも見る価値があります。是非序盤の無門と見比べてみてください！人の死をなんとも思っていない作業のような太刀筋に対して、平兵衛と刃を交える無門は真剣に全身全霊で応えています。見直して見比べて分かる大野くんの演技力の凄さ。これで本業アイドルとは…驚きです。

全編通してアクションも大野くん本人がこなしているところばかりでした。事務所的に大丈夫だったのかこちらが心配になるくらい身体を張ってます。それだけこの映画に懸けていたのでしょう。真摯な姿勢が演技から感じ取れました。大野くんファンの方にもそうでない方にも声を大にしてオススメしたい映画です。

忍びの話で最初は馴染みがない世界観ではありましたが、主演が大野君だったので是非見たくなり見ました。

大野君だけでなく、鈴木亮平に満島新之助、伊勢谷友介、でんでん、国村隼人達が勢ぞろいしてたのできっといい感じの映画だと思いました。
それに知念侑李君との共演！見るときも2人の競演はどんな感じなのかワクワクしました。大野君は忍びで、それも知念君を狙う忍び。この展開は思ってなくて予想外でした。

大野君演じる無門は孤児で忍びとして育てられ、忍びとしてプロフェッショナルに育ち、事あるごとに任務依頼を受けるくらいの忍び。
そのキャラクターに負けないくらいの大野君の演技や身体能力の高さとても魅力的でした。ワイヤーアクションだとしても大野君の動きのしなやかさ、金のための忍び稼業で稼ぐことも目的とし、それだけの事…と、どこかはかない人生を割り切って生きる忍びとしての生き方の感じが大野君の雰囲気とぴったりで無門というキャラクターに魅力を感じました。

そして任務の中で石原さとみ演じるお国と出会いさらって夫婦になる。この時代っぽい駆け落ちですが、そんなお国の為に忍び稼業で日銭を稼ぐ健気さもどこかかわいかったです。作中の戦闘シーンはそんなかわいい雰囲気とアクションの高さでギャップに燃えまくりました。撮影自体に多くの時間を費やしたと聞いていたので見た後の満足感もありました。

映画「忍びの国」は、一言で言うとものすごく考えさせられる作品です。
現代の社会に生きる私たちは、人との関わりがものすごく希薄なものになってしまっているなと改めて考えるきっかけを与えてくれた映画です。

嵐の大野智さんが主演の映画なのですが、大野さんのファンでなくても十分に楽しむことができる作品です。
一番の見所ポイントは、大野智さんと鈴木亮平さんのアクションシーンです。

2人の身体能力が高すぎて見ているこっちがハラハラしてしまうような決闘シーンになっていて、大野智さんは「ジャニーズのアイドル」ではなく「1人の役者さん」なのだなと思い、彼の本業がアイドルであることを忘れてしまうほどの素晴らしいシーンでした。

シリアスな時代劇なのかな？と思ってみ始めたのですが、ところどころにコメディー要素がたくさん詰まっていて、思わず笑ってしまうシーンがたくさんある作品です。
忍者の生き方というか、精神というか、日本人ならではの人を思いやる心を再認識することができた作品です。

弱いものは死んでしまうという時代が昔はあったのだなと思うと、少し悲しくなってしまうのですが現代を生きる私たちはとても幸せものだなと思わせてくれる素敵な映画です。